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前歯の症例
骨量不足のインプラント:骨の高さの再生の症例8

前歯の歯茎に違和感がある
Data
30代 女性
インプラント治療
コメント
新しい歯は、ジルコニアアバットメントとジルコニアによるオールセラミッククラウンによって作られています。


以前、神経をとる治療をしてあった歯が破折し、感染を起こして化膿していたために、骨は溶け、歯茎を腫らしていました。そこで、抜歯を行いましたが、感染が無くなり、歯を抜いたところの穴が治るのを待つために、約2ヶ月待ちました。その時点で、インプラント治療を骨造成と併用して行いました。新生骨が固くなるまで8ヶ月待ち、審美性を高めるために、上皮下結合組織移植を行いました。新しい歯は、ジルコニアアバットメントジルコニアによるオールセラミッククラウンによって作られています。

前歯のインプラント症例写真
前歯のインプラント症例写真
前歯のインプラント症例写真

初診時:左の前歯に違和感がありました。左の前歯の下に、腫れて2ミリぐらいの膨らみがあります。

レントゲンで確認すると、歯根が真ん中で折れて、その周囲に骨吸収の黒い像が見られます。

 

  抜去歯から、歯根が黒くなっていて、感染していたことが確認できます。

 

  抜歯後、中を確認すると、骨壁が薄く、一部に欠損があることが確認できます。そのために、インプラント治療には、歯肉の治りをしっかり待ってから、骨造成を併用して行うことが必要になることがわかりました。抜歯直後には、直径7〜8ミリの穴がありますが、この部の歯肉の治癒に6〜8週間かかります。

 

8週間後の状態です。
歯肉は十分に治癒していますが、歯があった部分の外側の膨らみは、隣の歯の部分に比べて少し凹んでいます。

 

なるべく小さい切開により、歯肉を剥離したところです。抜歯による骨の穴は小さくなっています。

 

インプラントを入れるために、インプラント床を形成した後で、深度ゲージにて深さと方向性をチェックします。

 

インプラントの一部が外側の骨から露出しています。そこで、その部位の穴と抜歯後の凹みを修正するという2つの目的で骨再生を行います。その際に、骨に小さな穴を開けて、出血させます。その血液の中に、将来骨になる細胞の赤ちゃんが豊富に含まれています。

 

  インプラントの周囲に、骨再生の足場となる骨充填材を置くのですが、散らばらないようにコラーゲン膜で覆います。

 

  コラーゲン膜は1枚では安定しないので、3枚使用しています。

 

  傷口が目立たないように、細い糸で縫合しています。

 

  8ヶ月後に、口腔内から上皮下結合組織を移植しました。その移植片を歯茎の中に入れていくところです。

 

模型上に、製作されたジルコニアアバットメントジルコニアによるオールセラミッククラウンがあります。

 

  模型と全く同じ位置に、セラミックの歯をセットするために、まずオリジナルのジグを使い、規定のトルクをかけてアバットメントをセットします。

 

  アバットメントセット後、セラミックの歯の形態に合わせて歯肉の形に丸いカーブを付与していきます。

 

  ジルコニアによって補強されたオールセラミッククラウンがセットされました。

 

  レントゲンから、インプラントーアバットメントーオールセラミッククラウンの3つが、適合状態が非常によくセットされていることと、インプラント周囲には、少しの骨吸収もないことが確認できます。

 
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