インプラント治療専門の歯科医院 | 東京 赤坂のインプラント専門医院


PDGF


PDGF(Platelet-Derived Growth Factor:血小板由来成長因子)は、主に間葉系細胞(線維芽細胞、平滑筋細胞、グリア細胞等)の遊走および増殖などの調節に関与する増殖因子であり、主に巨核球によって産生されるほか、血小板のα顆粒にも含まれます。

後の研究により、PDGFは上皮細胞や内皮細胞など様々な細胞によって産生されることが分かっています。

1974年に血管平滑筋の増殖を促す作用を持つことが分かり、血小板由来成長因子と名付けられました。1979年にはPDGFが精製され、その構造も明らかになりました。また、2000年にはPDGF-Cが、2001年にはPDGF-Dがそれぞれ発見されています。

PDGFは細胞遊走や形質転換等を引き起こし、胎児の成長や血管新生にも関与していると考えられています。血管や線維芽細胞では、炎症および創傷治癒の過程においてPDGF受容体(PDGFR)の発現が上昇することも報告されていますので、つまりPDGFが大きく関与しているようです。

インプラント治療においては、オペ後の軟組織の創傷治癒期間の短縮はもちろん、(間接的ではありますが)骨組織の誘導も期待されています。

歯周病治療においては、歯周組織の再生療法に応用されています。

臨床で利用するには、GEM 21Sという製品があり、ここにrh PDGF が含まれています。現在は、アメリカから、温度を2〜8度に保ったまま個人輸入します。 

自分の血液を採血して、遠心分離にかけ血小板を濃縮したものPRPといい、これはクリニックにて生成可能で、ここにもPDGFは含まれますが、このGEM 21のPDGF量はPRPの1000倍と言われています。

PRPは、軟組織にのみに効果があると考えられているのに対して、このPDGFは硬組織(骨)と軟組織(粘膜)の両方の治癒に効果を示すというリサーチ結果が出ています。

GBRの様に骨充填材をメンブレンを覆うことで、かえってその効果が無くなりますので、顆粒状のものでなく、ブロック状の充填材を使用する必要があります。

歯周病的には、歯根膜繊維芽細胞の走行と増殖を促す作用もあり、それが起点となり、失われた歯周組織の再生が行われると考えられています。その骨欠損の形態は骨壁に囲まれ、充填材が流れないことが必要ですが、根の分岐部の骨吸収にも有効と言われています。

まだ、新しい治療マテェリアルですので、今後のリサーチの動向に注目する必要がありますが、適応症を正しく選択することが出来れば、十分に効果があるようです。


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1995年。東京医科歯科大学歯学部卒業。ハーバード大学でインプラント・スピード矯正(コルチコトミー)についての症例報告。2010年にはPGI-clubにてコルチコトミー併用スピード矯正の講演。などの実績を持つ


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