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院長・福島一隆執筆
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審美的インプラント③

b:インプラントの唇側の位置を最終補綴物の唇側のラインから、1.5~2ミリのところに埋入します。また、同時に唇側に2ミリ以上の骨を確保します。
 前者は、インプラントが唇側に寄りすぎれば、軟組織、硬組織の裂開、吸収を誘発し、口蓋側に寄りすぎればオーバーカンツアーになり清掃性が困難になります。
 後者は、前歯部のインプラント治療は唇側への骨再生、骨移植治療無しでは難しいということも意味します。それは、インプラントの唇側に2ミリ以上の骨があらかじめ確保されていることは、臨床的にはほとんど見られないからです。前回、お話しさせて頂いたようにインプラント周囲の骨が平均1.4~1.5ミリ吸収するので、それを見越しての骨の確保は大切です。
 もし、このルールを守らない時には、経年的に唇側の骨吸収を伴う、歯肉退縮により著しく審美性を損なうこと可能性が高くなります。
 当院では、前歯部では、このルールを遵守すると同時に、骨吸収が見られないインプラントを使用し、経年的に審美性が維持されるようにインプラント治療を行っています。

2008年11月14日