
今回は、インプラントの垂直的なポジションです。隣在歯に基準をとることもありますが、基本は最終に設定した補綴物のマージンから3〜4ミリ下のラインに基準をとり、インプラントの最上部が来るようにします。これより、浅すぎれば、審美的な形態がとりにくくなりますし、深ければ歯周病学的なリスクを抱えるようになります。実際の臨床では。必ずしもこの条件を満たことが難しいことがあります。
当院で使用しているインプラントは、基準より浅い場合であっても、深い場合であっても、審美的、歯周病学的に良好な結果をもたらすことが可能です。その理由の一つが、マイクロムーブメントがなく、かつ、プラットホームスイッチングとの結果により、インプラントとアバットメント接合部の骨吸収が見られず、炎症エリアがないことからと、前歯部用のアバットメントが歯肉部が1,5ミリというものも存在するし、急な角度のエマージェンスプロフィルにも対応可能だからです。
このことは、臨床的に幅を持つことができ、他のインプラントであれば、審美的に失敗であるケースを審美的に仕上げることが可能なのです。
b:インプラントの唇側の位置を最終補綴物の唇側のラインから、1.5~2ミリのところに埋入します。また、同時に唇側に2ミリ以上の骨を確保します。
前者は、インプラントが唇側に寄りすぎれば、軟組織、硬組織の裂開、吸収を誘発し、口蓋側に寄りすぎればオーバーカンツアーになり清掃性が困難になります。
後者は、前歯部のインプラント治療は唇側への骨再生、骨移植治療無しでは難しいということも意味します。それは、インプラントの唇側に2ミリ以上の骨があらかじめ確保されていることは、臨床的にはほとんど見られないからです。前回、お話しさせて頂いたようにインプラント周囲の骨が平均1.4~1.5ミリ吸収するので、それを見越しての骨の確保は大切です。
もし、このルールを守らない時には、経年的に唇側の骨吸収を伴う、歯肉退縮により著しく審美性を損なうこと可能性が高くなります。
当院では、前歯部では、このルールを遵守すると同時に、骨吸収が見られないインプラントを使用し、経年的に審美性が維持されるようにインプラント治療を行っています。
以前、お知らせしていたE.E.の講演会を東京のお茶の水で開催しました。演者のM.Beschnidt先生は、ドイツのバーデンバーデンで開業されているトップクラスのインプラント専門医です。今回は、審美的なインプラント治療に関しての講義と、軟組織の移植のデモンストレーションという盛りだくさんの内容でしたので、非常に参考になったという声が参加していた多くの先生から聞かれました。
その後の懇親会では、講義で触れることが出来なかった骨再生に有効な成長因子、骨充填剤など最新情報を特別に話して頂き、貴重な情報を得ることができました。関係者の皆様ありがとうございました。
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①インプラントを正しい位置に埋入:一般的には、インプラントは上部構造と接続後、その周囲の骨がクレーター上に吸収して一部なくなります。そこで、
a:一般的には、隣在歯から1,5ミリ以上離します。そうしないと、骨吸収の影響で、インプラントと隣在歯の間の歯間乳頭部の歯肉が下がってくるので、隙間ができたり、セラミックの歯の形がいびつになったりするので、審美性を損ないます。
多くのインプラントは直径が約4ミリですので、最低でも1,5+1,5+4=7ミリ以上の幅(現実には8ミリ)がインプラント治療のためには必要です。しかし、現実にはこの幅が確保できないときがあります。
上顎の側切歯や下顎の切歯などがあてはまります。その場合、強度が劣るワンサイズ小さいインプラントを選択したり、矯正治療をして幅を確保したり、はたまた、隣の歯を削ったりする事もあるようです。
私は、違う治療方法を行っています。HPの症例1を見てください。左右で天然歯とインプラント治療した歯の違いはほとんどないと思います。インプラント周囲に骨吸収は全く見られません。
ポイントは、プラットホームスイッチングとテーパーコネクトです。つまり、細くても強度があり、さらにアバットメントとフィクスチャーが一体化し、その上プラットホームスイッチングをしていることが重要なのです。結果として、審美的なインプラント治療が可能になります。
次回は、インプラントの位置の他のファクターへ続きます。
以前、私の講演内容のまとめたものをお伝えするとお知らせしました。今回から、数回に分けて掲載します。
上顎前歯部の単一歯欠損の審美的インプラント治療がテーマです。
インプラント周囲の組織の状況はと天然歯のそれとでは、相違点は二つあります。一点は、抜歯後、歯槽骨の唇側が吸収により凹んでいるということ、もう一点は、欠損部に隣接する歯間乳頭が、約1ミリ退縮しているという点です。
実際、前歯部において、1歯欠損を治療するには、ブッリジとインプラントの2つの治療方法が考えられます。ブリッジの方が、審美的な結果を得やすいと思いますが、もしインプラントを選択するのであれば、私は、インプラント部の補綴処置は、ブリッジのポンティック部分と同様の治療結果を達成すべきだと考えています。
前歯部にインプラント治療を行う際に、様々な大切な考慮すべき事項が存在します。特に私が重要と考えているこれら4つの事柄に関して簡単に説明します。
①正しい位置にインプラントを埋入すること
②インプラント周囲に十分な硬・軟組織を確保すること
③補綴時にフィクスチャーとアバットメント接合部周囲の組織をなるべく失わないようにするために、プラットホームスイッチングを行うこと
④ジルコニアアバットメントを使用するということ
以上の点を前歯部でインプラント治療を行う際には大切なポイントになると私は考えております。詳細は、今後詳しく説明していきます。
私が理事を務めるスタディーグループEsthetic Explorersで、上記日程でインプラントに関する講演会を予定しています。
演者: Dr. Marcus Beschnidt(インプラント界の重鎮Dr.アクセルキルシュのオフィスに
従事し、現在はBaden-Badenで開業)
講演内容:インプラント治療に関する外科的、補綴的戦略 (ドイツの最新情報)
(Dr. Mrcus Beschnidt よるデモも予定しております)
時間:10:00~16:00
場所は、お茶の水で会費は5000円です。ご興味のある方は、連絡いただければ、案内状をお送り致します。一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
先日、9月14日、15日に銀座矯正歯科の深沢真一先生が会長を務める上記研究会の「コルチコトミーベーシックコース」が開催されました。私は、深沢先生、P.G.ICLUB会長の西川洋次先生とともに講師を務めさせていただきました。
コルチコトミー併用のスピード矯正は、最近、形を変えてアメリカから逆輸入のかたちで、日本の一部の先生のもとに新しい治療法として入ってきました。元来,日本人の寿谷一先生が確立した治療法です。それを、西川先生、深沢先生らが正しい形で今に伝えています。私は、深沢先生から4〜5年前に直接トレーニングを受け現在に至っています。
いずれにせよ、コルチコトミーの実習が含まれているコースは久しく行われていなかったのではないでしょうか。今回の講習が機にスピード矯正がより発展して行くと実感しました。
8月30日(土)に、理事を務める審美歯科のスターディー・グループであるエステティック・エクスプローラーで、インプラントの審美歯科治療の講演をしました。前歯部領域のインプラント治療において、特に大切なことは十分な骨再生と正確なインプラント埋入をするということです。後日、詳細をご報告しようと思います。
また、インプラントを含め、審美歯科治療を勉強したい先生方、年に数回、現在は40~50人ぐらいの規模で勉強会を行っていますので、お気軽にご連絡ください。
突然ですが、一緒に、スタディグループを運営している先生の1人を紹介します。大谷一紀先生がその一人です。審美歯科が得意ですので、ぜひ一度ホームぺージを見てください。
3月にルーマニアのブカレスト大学医学部のインプラント科で研修してきました。
こちらの大学は、ヨーロッパで最初にインプラント学科を設立した伝統のある大学であり、今まで、数多くのノーベル賞の受賞者も輩出しています。
また、今回の研修は、ニューヨーク大学のプログラムでもありました。
ブカレストでは、短期間の医師のライセンスを発行していただき、実際に、上顎洞に対しての、サイナスリフトによる骨造成の手術などを行ってきました。この手術は、すでに当院でも行っていますが、いつもと違う環境なかで、アジア人以外に対しても手術を行えた事は大変有意義な経験となりました。
プログラムの終了時には、同大学としては例外的にディプロマを発行していただきました。


今、かなりの種類のインプラントが世界のマーケットに出ていますが、そのほとんどが、欧米人のがっしりとした骨格にあったタイプのものが多いように感じます。実際にインプラントを製造しているメーカーのほとんどが、欧米の企業です。
当院では、主に2種類のインプラントを使用しています。ひとつはスイス製で、30年以上のの歴史があります。インプラントのオペの後、最短4週間で治療が全て終了しますので、時間がない患者様には喜ばれています。
もう一つは、ドイツで開発されたもので、欧米人に比べて、細めの骨をもつ日本人にもマッチしやすい細めのタイプのインプラントです。力学的にも、生物学的にも、非常に理にかなったインプラントであるために、世界中の他のメーカーのインプラントもこのタイプの形状へ移行しています。
最近、このインプラントの開発者であるドイツの教授の話として、20年経っても全く変わらないコンセプトやその良好な経過症例に触れることができ貴重な機会を得ることができました。
当院の患者様には、いろいろご相談させていただき、その方に合ったインプラントを選択しています。
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私は、あるメーカー公認のインプラントのインストラクターをしていますので、他のインプラントをなさっている先生方の指導や、インプラントの講演をしたりしています。7月20日~22日の3日間、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国から歯科医師が参加した台湾で行われた国際的なインプラントのシンポジウムに参加してきました。
私は、初日の最後のプレゼンテーターとして、当院での審美的なインプラント治療に関して講演しました。現在、国際的にも、インプラント治療の大きなテーマの一つが審美歯科です。講演のなかでキーポイントになる幾つか重要な点を説明しました。
ところで、このような学会での楽しみの一つは、海外の歯科医師との交友が深められることです。今回は、韓国、台湾、香港、アメリカの先生方とインプラントに関していろいろな話をしました。その中で、患者様がインプラントに対して求めているものは、国民性・医療制度の違いにより国によって、若干の違いがあるものの、言葉・習慣の違いよりは非常に近接していることを実感しました。
いつもそうなのですが、最後には近い将来、世界のどこかのインプラント学会での再会を約束し帰途につきました。
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先日、当医院に届いたアメリカ歯周病学会のニュースによると これからは歯周病専門医と矯正専門医が協力してスピード矯正を進めていこうという潮流になってきているみたいです。
幸いにも当医院では2004年より、通常なら2~3年の治療期間が必要な患者様に対して、コルチコトミーによるスピード矯正を行ってます。
結果として、矯正治療が早く終わりますので、それに続くインプラント治療や審美治療(セラミック)も早く終わらせることができます。
患者さまも時間の短縮ができ多数喜びの声をいただいております。特に、卒業や結婚式を控え時間的な制約の多い方にもぴったりの治療方だと思います。
歯周病はなかなか自覚症状があらわれにくい病気です。次のような症状のある方は歯周病になっている可能性があります。一度歯科医院を訪れ健診を受けることをお勧めいたします。
・歯を磨くと血がでる
・歯ぐきが腫れてる
・歯がぐらぐらする
・歯が長くなった気がする
・歯と歯の間に隙間ができてきた
・口臭が気になる
当てはまる項目ありましたか?早期発見、早期治療がベストであるということは言うまでもありません。
まず第一歩を踏み出しましょう!
世界的に有名な数名の先生が審美治療、インプラント、矯正治療、歯周病治療などをチームを組んで運営しているクリニックがアメリカのアトランタにあります。今回 幸運にもそこを訪問する機会を得ることができました。広大な敷地に素晴らしい診療施設、医療従事者の高いモチベーションとプロ意識を垣間見ることができ大変刺激になったと同時に 当医院と共通なシステムも複数存在していたことにも安心できました。 最終日には審美治療、インプラント治療に関してプレゼンすることができ、アトランタの地に葛西駅前歯科をちょっぴり 宣伝してきました。
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2月4日~11日まで私、福島はNY(ニューヨーク)に行ってきました。もちろんインプラントの勉強の為であります。一昨年よりNY大学CEDインプラントコースに在籍しており、昨年インプラントに関する卒業論文の提出、今回”エステティックなインプラント治療”というテーマで卒業講演を行いました。NY大学におけるインプラントの研究、治療は世界中で最も進んでいて、その優秀な講師陣の講義を受けたことや世界中から招待されてきたインプラント治療のスペシャリストと多くの時間を共有できたことは 大きな財産となりました。と同時に私が同僚のDr.宇田や歯科衛生士とこれまで多くの時間をさき インプラントに関して議論し患者様の治療を行ってきたことが 間違いではなかったと確信できたのも大きな喜びであります。早く当医院の患者様にこれらの出来事をフィードバックしたいという思いに後ろ髪を引かれながらも ほんの少しだけNY観光もしてきました(笑)
水道橋の東京歯科大学において私たちが所属するスタディーグループ(セラミック)の学術大会が行われました。
審美治療の最先端の先生や技工士さんのお話を聞くことができ 私たちも刺激になりました。 その中で当医院の福島もオールセラミック、インプラントについてのプレゼンテーション(こちらで紹介されています)を行い 参加者の方たちから多くの関心を集めました。宇田も福島もあらためて当医院の治療水準のレベルの高さを再認識できた一日でした。ただこれからもおごることなく切磋琢磨していきたいと思います。