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歯周病の場合の治療


CT応用による(光造形3次元モデル)インプラント治療の症例7

歯槽膿漏のために食事がしづらい
Data
40代 女性
インプラント治療
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歯周病のために、残っている歯は全て抜歯しなくてはなりませんでした。上顎は、金属床の総義歯、下顎はインプラントのブリッジによる治療を行いました。


歯周病のために、残っている歯は全て抜歯しなくてはなりませんでした。

上顎は、金属床の総義歯、下顎はインプラントのブリッジによる治療を行いました。下顎の入れ歯が動いてしまい、不便なことが多いので、この組み合わせの治療が選択される場合が比較的多いのです。上顎は、金属床のために、義歯の厚みはかなり薄くなります。

歯が全く無い患者様の治療で、一番大切なことは、上下の顎の位置決めと、新しい歯の欠損顎堤における位置決めです。つまり、新しい歯を作るべき位置を正確に割り出すことです。この時、総入れ歯に対してと、CTレントゲンデータ上に3次元的インプラント治療計画の立案できるという技術、知識、経験が必要になります。

その次に、計画通りの位置にインプラントを入れることが出来るように、CTレントゲンのデータを使って外科用ステントを作製することです。このステントを骨の上に固定してインプラント埋入を行うと、ほぼ予定通りの位置にインプラントを埋入できます。

次に、インプラントが骨に結合するまでの期間、入れ歯がその結合を妨げないようにしなくてはなりません。入れ歯からの負荷は、インプラントの治癒には不利なのです。この患者様では、ミニインプラントを4本使い、総入れ歯を改造した仮歯を支えました。

下顎のジルコニアによるオールセラミックのブリッジですが、左右の奥歯の部分と前歯の部分の3つのパートに分かれているので、長期使用の際、メンテナンスに有利です。

全額的抜歯とインプラント:入れ歯・インプラントでブリッジの症例写真

全額的抜歯とインプラント:入れ歯・インプラントでブリッジの症例写真

  初診時です。重度の歯周病のために、前歯が前方へ傾斜していわゆる「出っ歯」の状態になっています。また、歯肉が下がり歯根が露出し、歯と歯の隙間も大きくなっています。

 

  レントゲンで確認すると、歯を支えている骨はほとんどが無くなっています。かろうじて、歯根の先端の数ミリが骨に入っているだけですので、抜歯をしない保存的な治療は難しい状態です。そこで、全ての歯を抜歯後、インプラントによる治療を行います。

 

【左】抜歯後、まず、全ての歯の排列と上下顎間の高さを決定しなくてはなりません。この写真は、上の歯を排列したものです。ワックスで床を作ってある修正可能な段階です。

【右】下は、前歯部だけ歯を排列しています。口腔内で、先ほどの上のワックスの義歯と咬ませて、上下顎間の高さを決定します。

 

  仮義歯を製作します。最終的に、この歯の排列と上下顎の高さを元にセラミックのなどの歯を製作します。ですので、仮義歯の役割は、一時的に食事がとれる様にすることと、口腔内の何処に歯が位置づけられるのかを調べるための2つがあります。

 

  今回、インプラントは下にのみ行います。それは、上の入れ歯は安定しやすいのですが、下の入れ歯は不安定な場合が多いからです。下にインプラント治療を行うことで、口腔内の状態は飛躍的に改善します。そこで、CTレントゲン検査用のバリウム入りの入れ歯を作製し、これを装着したままCTを撮影します。

 

【左】インプラントの1次オペです。抜歯後、2〜3ヶ月です。すでに、歯肉は治癒しています。

【右】歯肉を切開、剥離し、CTデータから作製したインプラント埋入手術のドリルガイド(サージがイド)を骨の上に直接固定します。インプラントは7本予定していますが、その他に1次オペ直後から、仮歯を支えるための細いテンポラリーインプラントを4本埋入します。つまり,合計11本のインプラントを埋入するのですが、そのガイドの穴が正確な位置と角度にあいています。

 

【左】まず7本のインプラントが入る骨の部分に、サージガイドを使いドリルで穴をあけます。

【右】インプラントを7本埋入します。写真の左側は4本、右側が3本ですが、この違いは骨の高さの違いによります。骨の高さが十分にあるときは,長いインプラントを使用出来ますが、「長さ=インプラントが支える咬合力の強さ」になりますので、インプラントの本数が少なくても大丈夫になのです。逆に、短いインプラントしか使えないときは、本数を多くします。

 

【左】次に、仮歯を支えるためだけの目的で開発された細いインプラント(テンポラリーインプラント、もしくはミニインプラント)を4本埋入します。左右の奥に,1本ずつ、前方に2本の合計4本のインプラントです。オペ当日から,仮歯を支え、数ヶ月間使用します。

【右】縫合したところです。先に,埋入したインプラント(パーマネントインプラント)の治癒を邪魔しない位置にテンポラリーインプラントは植立されています。

 

  仮義歯を改造して、テンポラリーインプラント用の仮歯を製作しセットしたところです。大きな利点は、帰宅後からすぐに食事を摂ることが出来ることです。これから先は、仮歯の調整は行いますが、ほぼこの状態で3ヶ月の治癒期間を過ごします。骨とインプラントが結合する期間中、インプラントに余計な負荷をかけてはいけないので、このような方法を選択しないときは、入れ歯を使わない様にして頂くか、入れ歯の内面を大きく削って適合をゆるゆるの状態にしてインプラントに負荷がかからなくするかしかありませんでした。結果として、1次オペ後、1ヶ月半〜3ヶ月の間は,食事をとりにくい期間がありましたので、このインプラントの使用は大きな改善策のひとつです。

 

 

  インプラントの上部構造の作製に先立って、上の仮義歯を本義歯に換えます。メタルフレームを使用した金属床の総義歯を製作します。この義歯の最大のメリットは、非常に薄く仕上げられるという点です。厚さは,3.3〜0.5ミリぐらいしかありませんので、違和感は少なくなっています。また、強度の点でも優れています。

 

  上の本義歯がセットされたところです。下では、7本のインプラント(パーマネントインプラント)が、骨と結合し、咬合力の負担が可能になったので、4本のテンポラリーインプラントは除去しました。仮歯に関してはさらに改造して7本インプラントで支えるタイプになっています。

 

【左】精密な模型上で、インプラント上部構造の製作をします。まず、インプラントの上に装着されるアバットメントを選択し,加工します。7本のインプラントを2本、2本、3本の3つに分けます。右の下の奥歯は3本、前歯は2本,左下の奥歯は2本のインプラントで支えられます。

【右】この模型上のアバットメント形態と位置関係をコンピュータで読み込みます。そのデータから、今回は3つのジルコニアフレームを削り出します。

 

【左】口腔内のインプラントに7つのアバットメントをセットしました。

【右】ジルコニアフレームの上にセラミックを築盛し、オールセラミックブリッジを完成させ、アバットメントの上にセットします。左右の奥歯、前歯の3つのブロックに分けました。このように、いくつかのパーツに分けることで、メンテナンスが楽に行える様になります。

 

  正面から見たところです。歯周病で歯茎が失われているので、インプラントの上部構造を製作する際には、歯の部分を作るだけでなく,歯茎の部分も作る必要があります。前歯の部分は、2本のインプラントで6本分の歯を支えます。下顎の前歯は小さいこともあり、このような設計が可能になります。

 

【左】上と下の歯がしっかりと噛み合されています。

【右】前歯だけでもしっかり噛めます。

 

【左】右だけでもしっかり噛めます。

【右】左だけでもしっかり噛めます。

 

【左】インプラントの上部構造のオールセラミックブリッジを右側からみたところです。1歯に1本のインプラントで対応しています。

【右】同じく,インプラントの上部構造の左側です。奥の部分は、3本分の奥歯を2本のインプラントで支えています。

 

  レントゲンで確認すると、インプラントの長さの違いがわかります。長いインプラント部分は、1〜数本置きにインプラントが植立され、短いインプラント部分は、1歯1本ずつインプラントが植立しています。

口元をから見ると、インプラント上部構造と歯茎の境目は他の方からは見えませんので、審美性も獲得されています。

 

Case Report
症状で見るインプラント
前歯の症例
奥歯(上顎)の症例
奥歯(下顎)の症例
全顎的な欠損の症例
骨量不足の症例
ブリッジを固定する治療
義歯/入れ歯を固定する治療
歯周病の場合の治療
ミニインプラントによる即日治療
セラミッククラウンを固定する治療
アンカーにした矯正
CT応用による(光造形3次元モデル)治療
審美治療 ブリッジとの比較
差し歯の比較
抜歯と同時の即時治療
治療の流れ
失敗例
手術時の即時負荷
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